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Android 2.2スマートフォンは6機種――ソフトバンク、2010年冬・2011年春モデル24機種を発表
 ソフトバンクモバイルが11月4日、2010年冬から2011年春にかけて投入するスマートフォンとケータイの最新ラインアップ24機種を発表した。スマートフォンはAndroid 2.2を採用した6機種を投入する。
 これまでiPhoneを積極的に拡販してきたソフトバンクモバイルが、Androidスマートフォンにも本腰を入れて取り組む。2010年冬・2011年春モデルでは一挙に6機種をラインアップし、ユーザーの多彩なニーズに対応していく。
 これに合わせて、これまでXシリーズ、7xx、9xxと分けていた製品の型番を一新、ケータイとスマートフォンを分け隔てなく扱う型番に統一し、端末には基本的にペットネームを用意してユーザーに分かりやすくする。
 Androidスマートフォンは、すでに発表済みの「HTC Desire HD 001HT」を含め、すべてOSにAndroid 2.2を採用。それでいてキャリアメールのS!メールはサポートしており、「@softbank.ne.jp」のメールアドレスはそのまま使える。Android 2.2ではFlash 10.1をサポートするなど、Webサイトの再現性が高いほか、Googleの最新サービスが快適に利用できるというアドバンテージがある。フルタッチパネル型のスマートフォンだけでなく、シャープ製のQWERTYキーを搭載した「005SH」や、スマートフォンより大きな5インチのディスプレイを搭載したデルの「DELL Streak 001DL」など、幅広い選択肢を用意するのも特徴の1つだ。
 またこれまでiPhoneで培ってきたノウハウを生かし、Androidスマートフォン向けにも独自のサービスを提供する。Androidマーケットには、「ソフトバンクピックアップ」という独自のタブを開設。オススメのアプリを紹介するほか、キャリア課金をいち早くサポートし、ケータイ料金と一緒にアプリの代金を支払える仕組みも提供する。また一般に無防備といわれるAndroidスマートフォン向けに、ウイルス感染やマルウェアのダウンロードを予防できるmacAfeeのスマートセキュリティも国内の通信キャリアとしては初めて導入する。
 独自のエンターテインメントサービスとして、3D液晶を搭載するモデルには3Dゲームや3Dムービー、3D対応のUstream Viewerをプリインストール。また電子書籍配信サービス「ビューン」のAndroid版も提供する。10万冊のコミックや写真集、新聞などを閲覧できる独自の「ブックストア」も開設予定。また1000本以上の動画コンテンツを配信する「ビデオストア」正式にサポートする。音楽配信サービスは「mora」に対応。音楽10万曲、ビデオ1500曲以上が楽しめる環境も用意した。
ケータイは9機種+ディズニー・モバイル3機種
 既存のケータイは、ハイエンドモデルとして有効約1410万画素のCCDカメラを搭載したシャープの「AQUOS SHOT 002SH」や有効約1320万画素のCMOSカメラを備えるパナソニック モバイルコミュニケーションズの「LUMIX Phone 001P」を投入。依然高い高画質カメラへのニーズにも応える。また防水・防塵性能を備えた高機能モデルとして、シャープ製の「The Premium7 Waterproof 004SH」や、Samsung電子製の薄型防水・防塵モデル「AQUA STYLE 001SC」などもラインアップ。低価格な端末を望む層向けに「PANTONE 3 001SH」や「COLOR LIFE2 002P」といった、基本機能をおさえたカラフルなモデルも用意する。
 すでに発表済みのディズニー・モバイル向けモデル「DM007SH」「DM008SH」の2機種と、詳細が明らかにされていないスマートフォン「DM009SH」の3機種を加えて、ケータイとスマートフォンのラインアップは全部で18機種となる。



ソフトバンク、下り最大42Mbpsの「ULTRA SPEED」を提供――2月下旬以降スタート
 ソフトバンクモバイルは2月下旬以降、DC-HSDPA技術を採用した下り最大42Mbpsの高速パケット通信サービス「ULTRA SPEED」を提供すると発表した。
 法人向けデータ通信端末「004Z」の発売に合わせてサービスを開始。エリアは政令指定都市や県庁所在地を中心に拡大する予定で、2011年3月までに人口カバー率約12%、6月までに約60%を目指す。
 なお同社では、個人ユーザー向けのデータ端末として、モバイルWi-Fiルータの「007Z」やデータ通信専用端末の「005HW」をラインアップしており、個人向けにも順次、サービスを提供する計画だ。
 モバイル高速データ通信サービスについては、NTTドコモが12月下旬をめどに、下り最大37.5Mbps(一部主要屋内施設では下り最大75Mbps)の「Xi(クロッシィ)」(LTE)を提供するほか、イー・モバイルが11月19日から下り最大42Mbps、上り最大5.8Mbpsの「EMOBILE G4」を開始。KDDIも下り最大9.2Mbps/上り最大5.5Mbpsの「WIN HIGH SPEED」を11月上旬から提供するなど、新サービスが相次いでいる。



XperiaをAndroid 2.1にバージョンアップ、10日より開始
 NTTドコモは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製のAndroid搭載スマートフォン「Xperia」(SO-01B)のバージョンアップを10日より開始する。搭載OSがAndroid 1.6からAndroid 2.1へバージョンアップされるほか、さまざまな機能に進化・改善が施される。
 今回提供されるバージョンアップは、これまでXperia向けに提供されてきた細かなバージョンアップとは異なり、本体に搭載されるAndroid OSのバージョンアップとなることなどから、更新ファイルのダウンロードはパソコンでのみ行える。ソニー・エリクソンのWindows用ソフト「アップデートサービス」を利用して更新に必要なファイルをダウンロードし、パソコンとXperiaをUSBケーブルで接続して更新を行う。
 なお、バージョンアップ用のソフト「アップデートサービス」はWindows XP/Vista/7に対応。Mac OS Xはサポートされない。パソコンが無いユーザーは、ドコモショップに用意されるパソコンでバージョンアップを行える。
 OSがAndroid 2.1にバージョンアップされることで、ソフトウェア全体が刷新される。Android 2.1として新たに追加される機能に加えて、ソニー・エリクソンが独自に追加する機能も用意されており、詳細な内容はソニー・エリクソンのWebサイトで解説される。
 日常的に使うホーム画面は、これまでの3画面から5画面に増加。ウィジェットやアイコンなどをたくさん置けるようになった。画面の右下、左下には5画面のうち左右にいくつの画面が残されているかが「・」で表示されるほか、ここを長押しすることで5つのホーム画面のサムネイルを表示することもできる。壁紙には動きのあるライブ壁紙も設定できるようになった。
 アプリトレイはこれまで画面下部を引き上げる操作で表示していたが、画面下のアプリトレイ・アイコンをタップして表示する操作に変更された。5つのホーム画面のアイコンの配列は、これまで4×4個だったが、4×5個に変更された。
■ エンターテインメント機能
 HD動画(720p、30fps)を撮影できる機能が新たに追加される。また、写真・動画撮影時に自動でフォーカスを合わせ続けるコンテニュアス・オートフォーカスモードが追加される。
 Android マーケットでは、動画撮影機能を活用するソニーデジタルネットワークアプリケーションズ製のアプリ「Frame Grabber」が提供される。

■ コミュニケーション機能
 ブラウザの操作では、ダブルタップによるズーム操作が可能になった。ブックマークはサムネイル付きの表示になるほか、Android 2.1への進化に伴い、HTML5対応で幅広い表現の表示に対応している。
 電話帳は、連絡先の一覧で写真・アイコンをタップすると、メール、通話といった動作のショートカットを表示可能。連絡先の詳細表示には「ふりがな」が追加されるほか、電話帳編集画面はAndroid準拠の画面構成に変更された。
 SNSなどさまざまなサービスを横断的に利用できる「Timescape」は、背景のテーマ変更が可能になった。また、投稿内容を表示するタイルでは、タイル内に表示できない分を自動的にスクロールして表示する。
ブラウザで本誌のPC版を表示したところアドレス帳編集時の構成はAndroid準拠の構成に変更された。Timescapeはテーマを選べば背景の変更が可能に

■ その他
 「バックアップと復元」アプリでは、新たにAndroid マーケットのアプリケーションをバックアップ項目として指定できるようになった。
 「設定」画面は、構成や名称がAndroid準拠のものに変更された。BluetoothはVer.2.1がサポートされるほか、通話中画面の操作性が改善される。加速度センサーは過剰に反応しないよう、動作が最適化される。
 OS全体で採用されるフォントは角ゴシックタイプから丸ゴシックタイプに変更され、表示サイズも場所によってはやや大きくなった。動作速度についても、パフォーマンスの改善が図られている。



iPhone 「フラッシュ」対応ブラウザー品切れ
 【シリコンバレー=奥平和行】米アップルの高機能電話(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)」向けに米IT(情報技術)ベンチャーが開発した閲覧ソフト(ブラウザー)が、3日の発売直後に“品切れ”になった。このソフトはiPhoneでは見ることのできなかった動画再生技術「フラッシュ」に対応。購入者が殺到してサーバーへの負荷が高まったため、販売を一時中断した。
 フラッシュに対応するブラウザーを開発したのは携帯電話関連の技術開発を手掛けるスカイファイア(カリフォルニア州)。同社のブラウザー「スカイファイア2.0」を使うとiPhoneでもフラッシュの技術を利用して作成した動画を見ることができるため、事前の関心も高かった。
 3日午後0時(日本時間4日午前4時)にアップルの「アップストア」を通じて米国や日本など世界の主要市場向けに販売を始めたが、アクセスが殺到。フラッシュの動画をiPhoneで再生できる形式に変換するサーバーの能力が限界に達したため、約5時間で販売を打ち切った。
 販売停止時にはアップストアの販売ランキングで1位になっており、iPhoneでフラッシュの動画を視聴したいという利用者の潜在的なニーズが高かったことを示す格好になった。現在、サーバーの増強を進めており、「4日午前9時をメドに復旧させたい」(広報担当者)としている。
 フラッシュを巡ってはアップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が「信頼性に欠ける」などと主張。アップル製品ではiPhoneに加え、多機能携帯端末「iPad」でも対応していない。ただ、フラッシュはインターネットを通じて動画を配信するための業界標準となっており、不便さを指摘する声が多い。



mixi連携Androidアプリ「ソーシャルフォン」 アドレス帳とマイミク同期
 ソフトバンクモバイルとミクシィは11月4日、mixiの更新情報を管理したり、端末のアドレス帳とマイミクシィ(マイミク)情報を同期できるAndroidアプリ「ソーシャルフォン」を来年2月から提供すると発表した。来年6月末までソフトバンクの端末で先行して利用できる。
 マイミクの日記やフォト、ボイス、チェックなどの更新情報を表示できるほか、Android端末のアドレス帳とマイミクのデータを同期し、アプリから電話をかけたり、mixiメッセージを送信することもできる。
 アドレス帳の友人・知人にマイミク申請する機能や、マイミクが投稿した写真を端末の壁紙に自動設定する機能、mixiチェックインの情報を地図上に表示する機能も提供していく予定だ。
 Android 2.2以上の端末に対応する。Androidマーケットから無料でダウンロードでき、来年6月末まではソフトバンクのAndroid端末で先行して利用できる。
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